主題: 海光丸の日本一周
副題: あなたにも出来る、ヨットで日本一周航海
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開催日時: 2003年11月22日(土曜日)13:00〜17:00
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今回は若林延秀氏にお願いしました。氏は3年に及ぶ日本一周のクルージングから、
先ごろ母港に帰ったばかりです。
「航海の方針」にもあるように、氏の航海は脇を強く固めたユニークなものです。
このシンプルで明快なコンセプトの航海談は、これからクルージングを始めよう
という初心者から、日本を何周もした超ベテランに至るまで、
聞き取る側の技量・経験に応じた「大きな何か」を与えてくれるに違いありません。
海光丸、航海の方針:
1.シングルハンドである。従って無理は絶対にしない。
2. 1日の航程は原則として30ないし40マイルとする。
3.朝5時の気象庁発表の天気予報を聞き出航か日和待ちかを判断し、
出航の場合 5時半には出航し午後2時ないし3時には次の港に入港する。
従って通常起床は4時から4時半。どんなに遅くても次の港に午後4時までに
入港できるように、5時前の早朝出航はあり得る。
4.早朝出航はあり得るが、オーバーナイトの航行はしないこととする。
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<講師の自己紹介>
氏名:若林延秀(わかばやし のぶひで)
年齢:62歳、2001年に定年退職しました。
家族:妻、成人した子が二人
住所:東京都八王子市
ホームポート:横浜金沢八景平潟湾
職業:定年まで電機業界のサラリーマンでした。
2001年の定年を機に日本一周のヨット航海に出発し、
2003年9月に日本一周を終えホームポートの横浜に帰港しました。
これまでのヨット歴
東京オリンピック前に友人と一緒にディンギーヨットを始めましたが、
その時は既に社会人でした。学生時代にはヨットをやっていません。
つまりきちっとしたヨットトレーニングは受けたことはありません。
その後もずっとディンギーを湘南江ノ島で続けていましたが、
レース派ではありません。ヨットは主に仕事のストレス解消の手段で、
ただ乗って気分を晴らしていただけです。これまでクルーザーでの航海経験
としては友人のクルーザーにゲストとして乗せてもらい式根島に行ったことと、
鳥羽レースの回航を手伝ったくらいです。鳥羽回航の時はまぐろになってしまい、
何の役にも立ちませんでした。その私が定年を前にして日本一周をヨットで
やろうと思い立った訳です。定年になる前年の2000年に26フィートの
ソレイユルボンを中古で入手し、一人で伊豆方面に航海し練習を積んでから
2001年に出発しました。
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<講師からのコメント>
私が日本一周の航海に出ようと決心したのは、
定年になって仕事から離れてからも自分はこれを成し遂げたのだという
達成感を持ちたかったことと、子供時代の気分に戻って冒険をしたかったからです。
世の中にはヨットで航海に出たいという希望を持っている方々が数多く
潜在していると思っています。その方々が実行に移されるように海光丸と
私がきっかけになれば、それは私にとって大変に嬉しいことです。
日本一周航海は簡単なことではありませんが、必要以上に困難視
することもありません。私が航海の経験をお話しすることで皆さんの
不安を軽減できるのではないかと思っています。
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