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第28回 岡崎嘉博氏、 今北文夫氏


主題: そこが知りたい岡崎造船

講師: 岡崎 嘉博 氏

岡崎造船株式会社社長

開催日時: 2009年3月14日(土曜日)13:00〜15:00

開催場所: 東京・夢の島マリーナ会議室

参加者: 総勢28名




<講演内容>

岡崎造船の歴史:
創業時の様子、写真、記録、図面の紹介。

現況:
造船所の規模の紹介、所在地の様子、
工場および従業員の紹介

今までの、特に最近の作品の紹介:
デザイナー別の建造艇、
過去、現在の量産艇のラインアップ

技術解説:
木工、FRP、部品、クラフトマンシップ

当社のポリシー:建造理念、建造姿勢

今後の方針:艇種傾向、仕様目的、サイズ


<講師のプロフィール>

岡崎嘉博(おかざきよしひろ)

昭和14年生まれ、香川県小豆島出身
昭和32年3月:長崎造船短期大学(3年制)入学

昭和34年3月:隅田川造船(株)において約40日間、 設計現図等の実習。この間、防衛庁技術研究本部の 高速艇専門官から技術指導を受ける。

昭和35年4月:同校卒業、岡崎造船所に入所。設計、 現場指導、管理の業務に就く。

昭和37年4月:株式会社に改組。専務取締役に就任。
昭和61年12月:代表取締役に就任、現在に至る。

昭和35年: 西部造船会に入会。現在、日本船舶海洋工学会の終身会員

昭和47年10月:オランダのVAN DE STADT設計事務所および VAN DE STADT造船所で1ヶ月強、ヨットの設計と 主にFRPヨットの造船技術の実習指導を受ける。

視察等
オランダ:VAN DE STADT造船所、VAN DAM NORDIA、
デヘラーオランダ社、他
イギリス:SOUTHERN OCEAN SHIPYARD
ドイツ:デヘラー社
フランス:デュフォー社
アメリカ:エリクソン社

設計艇
モーターボート:17'、 19'、 24'、 25'、 28'、他
高速旅客艇:15m(W)、 13m(F) 2隻、17m(F)、他
業務艇:7.5m〜12m、他 
ヨット:堀江謙一氏の大西洋横断用16'チャイン艇、
25'、 27'、 32'MS、 38'MS、他





主題: ヨット関係船舶検査法令の最新情報

講師: 今北 文夫 氏

財団法人日本海事協会常務理事

開催日時: 2009年3月14日(土曜日)15:00〜16:00

開催場所: 東京・夢の島マリーナ会議室

参加者: 総勢28名

<講演内容>

2000年3月に政府が制定した「規制緩和推進計画」で、 「ISO においてプレジャーボートの規格が制定されたら、 国内技術基準との整合化を図る」と定められた。

最近、ISO においてプレジャーボートの船体構造、 復原性等に係る規格の大部分の制定作業が完了し、 EU ではプレジャーボートに対する強制要件としてISO 規格 が順次取り入れられている状況となった。

この状況を受け、日本小型船舶検査機構(JCI)で 国内技術基準とISO 規格との整合化に関する検討を行った。

この結果を受けて、小型船舶安全規則について、 従来の技術基準に代えてISO 規格を適用できるように、 「船舶検査心得」が改正された。

今回、これらの概要について説明を行うとともに、 使い勝手の良い規則となるよう意見交換を行い、 我々の声として要望していく事としたい。


<講師のプロフィール>

今北文夫(いまきたふみお)

昭和20年生まれ、東京都文京区出身
昭和39年4月:横浜国立大学造船工学科入学

昭和39年:22フィートスループ「応竜」のクルーとなり、 吉谷龍一先生の教えを受けると共に、 先生の教え子であった武市俊氏率いる シレナグループメンバーの指導を受ける。

昭和40年:(社)日本造船学会((社)日本船舶海洋工学会)に入会。 同年:熊澤舟艇研究室に所属、熊澤時寛氏から技術指導を受ける。 一方渡辺修治氏に誘われ、NORCの計測委員となる。

昭和43年3月:横浜国立大学卒業。熊澤舟艇研究室に所属するも、 大学の理解得られず、造船所への就職の勧告を受ける。 国家公務員試験を受ける。

昭和44年4月:運輸省船舶局入省、休日は熊澤舟艇研究室の設計の手伝いを行い、 又戸田邦司氏のヨット設計の手伝いも行う。 この間、1年〜3年毎に転勤、地方勤務・海外勤務が有るが、 ヨットの計測の手伝いを引き続き実施。

平成8年7月:海上保安庁船舶課長を最後に退官、 (財)日本海事協会に転職、総務部長、企画部長を経て、現在に至る。



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