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講師: 今北 文夫 氏
財団法人日本海事協会常務理事
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開催日時: 2009年3月14日(土曜日)15:00〜16:00
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<講演内容>
2000年3月に政府が制定した「規制緩和推進計画」で、
「ISO においてプレジャーボートの規格が制定されたら、
国内技術基準との整合化を図る」と定められた。
最近、ISO においてプレジャーボートの船体構造、
復原性等に係る規格の大部分の制定作業が完了し、
EU ではプレジャーボートに対する強制要件としてISO 規格
が順次取り入れられている状況となった。
この状況を受け、日本小型船舶検査機構(JCI)で
国内技術基準とISO 規格との整合化に関する検討を行った。
この結果を受けて、小型船舶安全規則について、
従来の技術基準に代えてISO 規格を適用できるように、
「船舶検査心得」が改正された。
今回、これらの概要について説明を行うとともに、
使い勝手の良い規則となるよう意見交換を行い、
我々の声として要望していく事としたい。
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<講師のプロフィール>
今北文夫(いまきたふみお)
昭和20年生まれ、東京都文京区出身
昭和39年4月:横浜国立大学造船工学科入学
昭和39年:22フィートスループ「応竜」のクルーとなり、
吉谷龍一先生の教えを受けると共に、
先生の教え子であった武市俊氏率いる
シレナグループメンバーの指導を受ける。
昭和40年:(社)日本造船学会((社)日本船舶海洋工学会)に入会。
同年:熊澤舟艇研究室に所属、熊澤時寛氏から技術指導を受ける。
一方渡辺修治氏に誘われ、NORCの計測委員となる。
昭和43年3月:横浜国立大学卒業。熊澤舟艇研究室に所属するも、
大学の理解得られず、造船所への就職の勧告を受ける。
国家公務員試験を受ける。
昭和44年4月:運輸省船舶局入省、休日は熊澤舟艇研究室の設計の手伝いを行い、
又戸田邦司氏のヨット設計の手伝いも行う。
この間、1年〜3年毎に転勤、地方勤務・海外勤務が有るが、
ヨットの計測の手伝いを引き続き実施。
平成8年7月:海上保安庁船舶課長を最後に退官、
(財)日本海事協会に転職、総務部長、企画部長を経て、現在に至る。
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