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第38回 鹿取 正信 氏


主題: アメリカズカップ2013 報告

講師: 鹿取 正信 氏

開催日時: 2014年2月22日(土曜日)13:00〜15:00

開催場所: 東京・夢の島マリーナ会議室

参加者: 総勢30名




<事務局から>

今月の「ヨットの科学」は、 先般サンフランシスコで開催されたアメリカスカップレース(AC)2013の報告会です。 講師はアルテミスレーシング(スウェーデン)の一員として同レースに参戦した鹿取氏です。 今回のACに直接参加している日本人は氏ただ一人です。 先端科学の技術者であると同時に、 優れたヨットマンでもある同氏の解説の助けを借りれば、 AC72(フライングカタマラン)の本質をとくと実感できるのではないかと、 期待しています。

映像はレース中のビデオが主体となるそうです。 時に40ノット以上の艇速で空を飛ぶ(ように帆走る)70フィートの巨大カタマラン。 160年を超えるアメリカスカップの歴史の中で、 ヨットマンという人種が初めて目にするシーンの数々。 実力世界一を自認する彼らでも、本選レース中にやっとマスターできた、 水中ウイングのダイナミックな操作方法。艇速が速すぎて相対風向が常に前方からなので、 追っ手でものぼりでも、詰めたままの状態の空中ウイング(いわゆるメインセール)。 ウインチマンやシートマンに限らず、 ヘルムスマンさえもが息を切らして必死の対応を見せる高速艇上の様子。 などなど、レースの実際を内部から知る講師ならではのコメントが、 大いに生きる瞬間ではないでしょうか。



<講師の略歴>

名前;鹿取正信(かとりまさのぶ)

1967年8月26日生まれ

1992年3月 東京大学工学系船舶海洋工学科修士課程卒業

1992年6月 ヤマハ発動機株式会社 マリン事業部入社

1993年 シップ&オーシャン財団による、 アメリカズカップテクニカルのバックアップグループに在籍

1995年 第29回アメリカズカップに参戦(サンディエゴ)

1997年4月 ヤマハ発動機退社、株式会社日本チャレンジ2000と契約、 現地でのテクニカル・マネージャーに就任、ナビゲーターとして全レースに参加

2000年 第30回アメリカズカップに参戦(オークランド)

2000年5月 有限会社 エイ・シー・ティー設立、代表取締役に就任

2000年11月 One World Challenge(USA)と契約

2003年 第31回アメリカズカップに参戦(オークランド)

2003年8月 Emirates Team New Zealand(NZL)と契約

2007年 第32回アメリカズカップに参戦(バレンシア)、 ルイビトンカップ優勝、アメリカズカップに進むが、惜しくも敗退

2011年4月 有限会社 エイ・シー・ティーを退社、 株式会社ノースセール・ジャパンに入社

2011年4月 ロンドンオリンピックのサポートプロジェクトマルチサポート事業、 筑波大学との共同研究の責任者に就任

2012年1月 Artemis Racing (SWE)と契約

2013年 第34回アメリカズカップに参戦(サンフランシスコ)

2013年11月 Artemis Racing (SWE)と再契約



<講演の内容>

第34回アメリカズカップの概要

1.レース艇、レースコースの特徴、チーム
2.レース艇の特徴
3.レース艇の技術的なポイント
4.レースの展開とKey Moments
5.その他




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